『酒と涙とジキルとハイド』&『死神の浮力』

b0109481_1361760.jpg4月はお芝居を2本みてきました。
1本は、三谷幸喜氏作・演出『酒と涙とジキルとハイド』
東京芸術劇場プレイハウス。Emiさんとごいっしょに。
Emiさん、今回もチケットゲット、ほんとうにどうもありがとうございました! 感謝です!

背景は19世紀のロンドン、科学者ジキル博士(片岡愛之助さん)の研究室です。
博士は留守で、研究室にいるのは助手のプール(迫田孝也さん)。そこに、博士の恩師の娘で博士の婚約者であるイヴ(優香さん)が訪ねてきました。
二人は博士について、あれこれ話をしています。イヴはどうやら、博士にいまひとつ、物足りなさを感じているようです。
帰宅した博士は、へんにハイテンション。イヴが来てくれたことと、明日の新薬の発表会を控えていることで、高揚しているのでしょう。
博士が発表する新薬とは、一人の人間のなかにある善悪ニ者を別個の人格に分離するという、画期的なものなのでした。
さてイヴが帰ったあと、イヴが忘れていった本を見て、博士はちょっとショックを受けます。その本とは……。
そのあと研究室には、博士が呼んだひとりの男がやってきました。売れない俳優のビクター(藤井隆さん)です。博士はビクターに、ある話を持ちかけるのでした。それは翌日の発表会に関することなのですが、じつは、博士がつくった新薬とは……。
そして、本を忘れたことに気づいてもどってきたイヴが恋してしまったのは……。

このあと繰り広げられるドタバタ劇がもうサイコーで、これぞ三谷幸喜! という舞台でした。
こむずかしい作品を書ける方はわりといらっしゃると思うのですが、三谷氏ご自身がパンフでも語っていらした
「ただ面白いだけの、笑った後に何も残らない喜劇」
という作品を描ける方は、めったにいらっしゃらないのではないでしょうか。
オチもスコーン! ときれいに決まっていて気持ちよく、ほんとうにすばらしいコメディーでした!
笑って笑って笑って笑って笑いつかれて、幸せいっぱいになって帰ってきました(^-^)/


b0109481_1365516.jpgもう1本は『死神の浮力』。下北沢本多劇場。
出演者全員が台本を持ちながらの「限りなく芝居に近いリーディング公演」。
原作・伊坂幸太郎氏 脚本・演出 和田憲明氏 

(『死神の浮力』パンフより)
一年前、一人の少女が殺された。犯人として逮捕されたのは、近所に住む二十七歳の男性・本城崇。本城は証拠不十分で無罪となるが、少女の両親・山野辺遼・美樹は本城が犯人であるという事実を知っていた。人生をかけて復讐を誓う山野辺遼のもとへ、死神の男・千葉が現れる。彼の仕事は、対象の人間を七日間調査し、その死について可否の判定を下すこと。山野辺夫妻の復讐劇と、非道な本城の攻防戦。彼らと過ごし、全てを見届けた千葉に委ねられた山野辺の命は八日後も存在することを許されるのか―。

この死神・千葉役がふかわりょうさん。これは私の勝手なイメージですが、ふかわさんはわりかしナルシーで、かなりのロマンティストで、でもさめてるとこはさめていて、たぶん体のどこかに音符型の窓があって、そこを涼風がすーっと通り抜けていってるような……そんな感じの方で、そこがいいなあと思っています。

『死神の浮力』では、自転車をこぐ姿がなんだか楽しそうでした。
傘を持ってのシルエットが、とてもきれいでした。
そういえば、映画『パンドラの匣』でのふかわさんもよかったなあ。
さりげないところとさりげなくないところの、ちょうど中間にいるような感じ。
またこのような舞台で、ふかわさんを拝見したいなと思いました(^-^)/

by makisetsu | 2014-05-13 13:19 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)  

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