ジャック・スパロウ

 ちょっとばたばたしてていきそびれていましたが、やっと観てきました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(死者の宝箱)』。
 あー、すごく楽しかったです。単純明快、痛快至極、これぞ活劇、これぞ娯楽映画って感じでした。
 私はディズニーランドが大好きですが、アトラクションによっては、一時間、二時間並ばなくてはいけないのが、ちょっとしんどい(A^^; それでアトラクション自体は、十数分だったりするでしょう。
 でもこの映画は、長い時間たっぷり楽しめるアトラクションだなと思いました。別に話の内容はそんなに深くなくてもいい(笑)。だって、ジョニー・デップとオーランド・ブルームという二大ハンサムが、ほとんど出突っ張りで、おもしろおかしくちゃんちゃんばらばらを繰り広げてくれているのです。なんの文句のつけようがありましょうか。
 前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』での悪役、海賊バルボッサを演じたのは、名優ジェフリー・ラッシュでしたが、今作の悪役、深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズを演じるのは、これまた名優ダル・ナイ。とはいえ、ダル・ナイの顔は特殊メイクにより、ほとんどタコ(イカ?)なんですが、目の凄味と、風格ある立居振舞はさすがでした。

b0109481_6111892.jpg 海と自由と酒と女を愛する孤高の海賊ジャック・スパロウを演じるデップ様は、前作にも増して、コミカルでチャーミング!
 自分の船ブラックパール号を停泊した島で、その島の原住民に、酋長として祭り上げられ、顔に目玉をいっぱいペイントしてるデップ様。
 あげくに、原住民たちに火あぶりにされそうになり、背中に長ーい棒をくくりつけられたまま、逃げ回るデップ様。逃走中、崖から落ちたり、棒がバウンドして飛んだり、その棒にフルーツがいくつもブスブスブスと突き刺さったりして、ああ愉快。
 そしてクライマックスでは、ジョーンズの操る深海の魔物、巨大タコ(イカ?)のクラーケンと格闘するデップ様。あ、そういえばデップ様は、史上最低の映画監督エドワード・D・ウッドJrを演じた『エド・ウッド』では、作中、往年のドラキュラスター、ベラ・ルゴシを大ダコと格闘させてましたよね(A^^;

 まあ、この映画に関しては、あれこれ御託を並べるのは野暮な気がします。ただもう童心モードで、「うっひゃー」「すげえ」「こえー」「ぎゃはは」「はらはら…」「パチパチパチ!」って、こんな感じで観るのがいちばん。しちめんどくさいことは考えないでいい(笑)。実際私、観始めたときには、前作のストーリーの記憶がおぼろげで、人物のつながりがちょっとわかりにくいところもあったんですが、細かいことは気にしない(笑)。
 自分も海賊の一人になって、映画のなかに入りこめば、アクションシーンも、ほろりシーンも、より楽しむことができます。登場人物とともに、暴れ、笑い、泣ける。
 わがまま勝手で嘘つきで女たらしで、けれど最後の最後では、決して人を裏切らない、誰よりも勇気と男気に富むキャプテン・ジャック・スパロウ! おいらはキャプテンに、どこまでもついていきやすぜ(笑)。
 エンドロールのあとにも小さいオチがひとつついているので、これからご覧になる方は、エンドロールで出ていかないで、ぜひ最後まで着席なさっていてくださいね。
 二作目といっしょに撮った三作目の公開は来年とのこと。あー、すぐにでも観たいです。でも、「待ち時間」も、アトラクションの楽しみのひとつなのかもしれません。
 ちなみに一作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』については、拙著『童話を書こう! 実践篇』(青弓社)の十章でもふれていますので、お気が向いたら読んでみてくださいね。
 今週はもう一本、ドキュメンタリー『アンリ・カルティエ=ブレッソン瞬間の記憶』を観にいく予定です。その感想はまた次回に。

by makisetsu | 2006-08-14 06:18 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)  

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