ビリケン

ビリケン_b0109481_492347.jpg さて2本目は『レインマン』。これも大好きな映画です。自閉症の兄を演じたダスティン・ホフマンが素晴らしい。物語のキーポイントとなる曲が『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』だというのも、ビートルズ・ファンの私には、たまらないです。
 そういえば、先日、グローブ座で橋爪功さんと椎名桔平さんの『レインマン』を観てきたという編集のかたの感想を聞きました。兄役の橋爪さんが相当うまい、弟役の椎名さんはすらーとしてセクシーだったとか。映画のラストはせつないんですが、舞台のラストはハッピーエンドに近いものだったそうです。
 映画『レインマン』で、山師的で、でも憎めないチャーミングな弟を演じているトム・クルーズ。その彼がヴァンパイアになるのが、
 3本目『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』です。ヴァンパイアものの映画はけっこう観てますが、これはともかく、トムが美しいのがいい。ブラッド・ピットも出演していますが、私、ブラピにはぜんぜん興味ないです。プラピよりはジャック・ニコルソンのほうが、ずっとセクシーだと思います。なんていういささか無理っぽいつながりで(笑)
 4本目『シャイニング』。スティーヴン・キング原作。スタンリー・キューブリック監督。ジャック・ニコルソン主演。昔、ある事件のあったリゾートホテルを、雪に埋もれる冬の間管理することになった一家の上に起こる、恐ろしい出来事……。何度観ても背筋が凍る、一級のホラーです。

 5本目『チャップリンの黄金狂時代』。
 6本目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』。長くなりそうなので、この二本についてはパスします(笑)。あ、邦画が一本ありました。
ビリケン_b0109481_4101119.jpg 7本目『ビリケン』。
 大阪通天閣にある福の神ビリケンさんを主人公に描いた、ハートフル痛快コメディーです。阪本順治監督。ビリケンを演じるのが杉本哲太さん。その他、山口智子さん、泉谷しげるさん、岸部一徳さんらが出演しています。
 映画をずーっと観ていて、心がほわほわとあたたかくなっていって、ラストにビリケンの言う、この台詞がじんとくるんですよ。
「なにかあったら、通天閣おいで」
 ビリケンさんは、足の裏をなでて願い事をすると、それが叶うといわれています。私も数年前、通天閣にいきました。別になにかあったわけではなく、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに遊びにいったついでですが(笑)。あー、でもよかったです、通天閣。さびれててわびしいけど、あったかい感じ。ビリケンさんの足の裏も、ちゃんとなでてきましたよ。
 そのときの印象をもとに、旅のすぐあと、「ビリケンさん」というショートショートを書きました。それも収録された短編集が近々出る予定です。楽しみにしていてくださいね。
by makisetsu | 2006-02-20 18:00 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)