2025年 11月 15日
新美南吉「のら犬」
本日は新美南吉「のら犬」を朗読しております。
檀家からの帰り、どこからかついてきた犬。
暗くなった夜道で、常念御坊は思います。
奴は狐で、化かされてしまうのでは?…と。
さて、生き物の正体は…?
御坊と、寺の小僧の正観とのやりとりが、心あたたまる物語。
小道具の「おだんご」が、とてもうまく活かされています。
新美南吉の作品は、ほかに、
「うた時計」「飴だま」「木の祭り」「二ひきの蛙」「ひとつの火」「蟹のしょうばい」「去年の木」「子どものすきな神さま」「巨男の話」
「一年生たちとひよめ」「手袋を買いに」「明日」「決闘」「落とした一銭銅貨」「積木の町」(訳) 「仔牛」「赤とんぼ」
も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
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2025年 11月 14日
アンデルセン「ペンとインキつぼ」
本日はアンデルセン「ペンとインキつぼ」(矢崎源九郎・訳)を朗読しております。
紙の上に様々なものを生み出す「鵞鳥の羽根ペン」と「インキ壺」。
感性豊かな「詩人」。
音楽会で鳴り響くバイオリンの「弦」と「弓」。
楽器を弾く「演奏者」。
さて、「永遠の名人」とは…?
せっかく答えが示されているのに、なにも理解せずにマウントを取り合うものの愚かさが、なんともシニカルに描かれています。
アンデルセンの作品は他に、
「すずの兵隊さん」「雪だるま」「マッチ売りの少女」「いいなずけ」「空とぶトランク」
も朗読しております。
「アンデルセン再生リスト」は こちら です。
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2025年 11月 12日
岡田なおこさんへの追悼文を『日本児童文学』11・12月号に
今年2月に天に召された、
児童文学作家岡田なおこさんへの追悼文
「なおちゃんはいつも『ing』」を、
『日本児童文学』11・12月号(日本児童文学者協会・小峰書店)に書かせていただきました。
おたがい受講生として「創作教室」で出会ったのは、1988年でした。
2人とも芸能好きなことがわかってすぐ親しくなり、アイドルやバンドやTVドラマの話をよくするようになりました。
イエモンのコンサートや、カラオケや、浜離宮や、宝塚の手塚治虫記念館や、神戸の元町商店街や、自由が丘の飲み屋さんや…いっしょにいった、ここあそこ。たくさんしてきた、ミーハー話。
思い出はつきません。
コロナ禍があけてから会ったのは3回で、いずれも岡田さんの家におじゃましておしゃべりしました。
入退院を繰り返されてはいましたが、こんなに早く逝ってしまうなんて……。
今期のTVドラマだったら、なおちゃんはきっと、『ぼくたちん家』と『ちょっとだけエスパー』が好きなんじゃないかなあ…なんて思いながら、ああ、もう、そういう話もできないんだ…と、さびしく、かなしくなるのでした。
でも、岡田さんの数々の作品は、いつまでも、いつまでも生きています。
岡田さんの強さを、尊敬していました。
なおちゃんの笑顔が、大好きでした。
R.I.P.
2025年 11月 08日
牧野信一「秋・二日の話」
本日は牧野信一「秋・二日の話」を朗読しております。
作家「滝野信一」の一人称で、妻とのやりとり、息子の迷子事件、自分の名を騙る「ニセ滝野」が出てきたことなどがユーモラスに、そしてなんともやるせなく描かれています。
作中で示される11月12日は実際に牧野信一の誕生日です。
牧野信一は私の従伯父(いとこおじ・父の年嵩の従兄) です。
牧野信一の作品はほかに、
「地球儀」「香水の虹」「ライス・ワッフルの友」「街上スケツチ」
「I Am Not A Poet, But I Am A Poet.」「四郎と口笛」「蛍」「心配な写真」
「舞踏学校見物」「小田原の夏」「満里子のこと」「秋雨の絶間」
「蘭丸の絵」「周一と空気銃とハーモニカ」「雛菊と雲雀と少年の話」「蚊」
「熱い砂の上」「首相の思出」「冬物語」「辞書と新聞紙」「ガール・シヤイ挿話」
も朗読しております。
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2025年 11月 07日
海野十三「ある宇宙塵の秘密」
本日は海野十三「ある宇宙塵の秘密」を朗読しております。
冬の、夜。
次の年に出発する予定だったのにそれを破り、ひとり宇宙に飛び立った渋谷博士。全世界は大騒ぎ。
博士のねらいは、何?
そしてロケットは、無事目的地にたどりつけるのでしょうか…。
海野十三《1897年(明治30)~ 1949年(昭和24)》は「日本SFの父」と呼ばれた作家。レトロフューチャーな味わいの抒情的SF作品です。
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