三文オペラ

宮本亜門氏・演出 三上博史さんが主役のメッキ・メッサーを演じる『三文オペラ』を、渋谷Bunkamuraシアターコクーンで観てきました。
Emiさん、チケットのこと、ほんとうにどうもありがとうございました!
前から4番目、階段通路側。その通路を、三上さんや、デーモン小暮閣下が歩いていくという、なんともぜいたくなお席! 至福の3時間でした(^0^)

b0109481_1854495.jpgブレヒトの音楽劇『三文オペラ』。1928年ベルリンで初演。その後、いったい、世界でどれぐらい上演されているのでしょう。すごい数では?

あらすじはこんな感じです。
窃盗団のボスで色男のメッキ・メッサーは、乞食商会社長のピーチャムの娘ポリーを口説き、両親に無断で結婚してしまいます。
ピーチャムとその妻は怒り、メッキを陥れて警察に逮捕させようと画策。
危険を察知したメッキは逃げようとしますが、かっての恋人、娼婦のジェニーの裏切りにあって、サツの手に…。
警視総監ブラウンは、じつはメッキと仲がよいのですが、メッキを牢屋に入れざるをえませんでした。
牢獄では、ブラウンの娘で、メッキとも関係を結んでいるルーシーとポリーが顔を合わせて打打発止。いやはやメッキは、ハンパねえ(トーテン風に・笑)プレーボーイなんですね~。
そして、隙をついて脱獄したメッキですが……(未見の方のため、オチは内緒です)

一年半前に観た、白井晃氏・演出 吉田栄作さん主演の『三文オペラ』もとても見応えがありましたが、それとはまた趣がぜんぜんちがう『三文オペラ』。栄作さんのメッキはスタイリッシュでしたが、三上さんのメッキはパンクです。強烈~!(ワカチコワカチコ、ちがうか・笑)
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衣装もすてきです。インナーは赤のベスト。カラフルな花柄のスーツに金色のブーツ。カラスの羽を重ねたようなデザインのマントを羽織り、紫色の帽子をかぶり、白の手袋をはめ、黒に金色の節のステッキを手にした三上さんが登場したとき、思わず感嘆のため息。ちょっと『時計じかけのオレンジ』のアレックスみたいねと思いました。日本人でステッキと帽子が似合う人って少ないのではと思いますが、すごく似合っていました。

登場人物全員、ほぼ白塗りです。ですから、ピーチャム役のデーモン閣下が一番違和感なかったですね(A^^;
劇の進行とともに、白塗りのメッキ・メッサー、泥にまみれ、水に浸かり、めっさたいへん…なんて、しょーもないダジャレをいっとるのはダレジャ~、す、すみません(A^^;

クルト・ヴァイルの楽曲は、何度きいても、また新たな感動があります。
今回は、劇中歌全曲の歌詞を三上博史さんが書いています。その言葉選びのセンスたるや、すばらしい! うっとりしてしまいます。ナレーター的な歌手の役と女王の役をこなす米良美一さんの歌唱力は言わずもがなですが、ポリー役の安倍なつみちゃんが、思いのほかよかったです、かわいい。
もちろん、いちばんすてきなのはメッキです。泥にまみれ、水に浸かり……そして、だからこその、ラストシーンの美しさったら、ありません。お時間のある方はぜひシアターコクーンに足をお運びくださいませ。4月29日までです。

三上さんの舞台を観たときの感想。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はこちら。『あわれ彼女は娼婦』はこちらに書いてあります。目のはなせない俳優さんです(^-^)/

ところで今週はルミネtheよしもとにもいきましたが、売場がはんにゃさんのグッズであふれていました。去年の6月、神保町花月で見たころには、ハンカチ一枚まだ出ていなかったので、この一年でのブレイクぶりはすごいでずくだんずんぶんぐん(笑)
ジャルジャルさんとフルーツポンチさんの写真を買って帰ってきました(^-^)/

by makisetsu | 2009-04-09 22:52 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)  

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