2011年 04月 13日
『虫や草やあなたやわたしやむしゃくしゃや』
まずタイトルが楽しいです。「虫や草や」が「むしゃくしゃや」にかかっているんですよね?
最初の詩、夏の情景がくっきりと浮かびあがる七五調の「黄蝶が二羽で」から、ラストの、こがねの樹海が眼前に広がる「あなたとわたしの後ろから」までの33編、西沢さんの様々なテクニックを楽しみつつ、胸にやさしくしみてくる、ときには鋭くつきささる「ことば」たちを、充分に味わいながら拝読しました。なかでも「。。。。。、、、、傘」は、詩のなかの「。」と「、」の使い方にびっくりです! ぜひ御本を手にとって確かめてみてくださいね(^-^)/