『地をはう風のように』

b0109481_593732.jpg高橋秀雄さんの新刊『地をはう風のように』。

時代背景は昭和30年代。舞台背景は、日光連山を見上げる栃木県今市市。
主人公である小学校6年生のコウゾウは、過酷な環境にさらされています。
亡くなってしまった父。出稼ぎにいかざるをえない母。まだ幼い弟。お金に関して悪い癖がある祖母。ぼろぼろの家。貧しく、勉強もできないコウゾウをさげすむ同級生…。
けれどコウゾウは、「チキショウ、チキショウ」といいつつ、強くたくましく、けなげに生きていきます。そして、どん底だからこそ、しかと感じられるものがある、はっきりと見えてくるものがある、ということを、この物語は教えてくれます。

コウゾウが感じた本物のあたたかさを、コウゾウが見ることのできた真の心を、この本をお読みになる方は、コウゾウとともに味わうことができるに違いありません。それはなんて幸せなことでしょう! 画も実に味わい深く、作品世界にぴったりです(^-^)/

by makisetsu | 2011-04-30 05:23 | 新刊・教室・講演など | Comments(0)  

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