『伊能忠敬』

b0109481_341564.jpg「五千万歩を歩き、日本の形を描いてみせた男!」という紫色の文字が、カバーを開くと目に飛び込んできます。
国松俊英先生の新刊、『伊能忠敬 はじめて日本地図をつくった男』です。

六歳のときに母が亡くなり、家の事情から、父、兄、姉と離れて暮らさなければならなかった少年時代……三冶郎(のちの忠敬)は、星をながめるのが好きな子でした。
やがて家にもどり成長した三冶郎は、その算術の腕を見込まれ、商家に婿入り。忠敬と名をあらためた彼は、さまざまな困難に見舞われつつも、商人として力強く生きていきます。
そして四十九歳で家督を息子にゆずり、翌年忠敬は、天文学者の弟子になります。星をながめるのが好きな子だった三治郎……忠敬はやっと、念願だった学問の道を歩み始めるのでした。

五十五歳で初めての測量の旅に出発してから十数年、幾度も旅をして地図の作成に取り組んだ忠敬の、なみなみならぬ努力、年齢を感じさせない行動力が、熱く熱く伝わってくる御作。巻末には年表もついています。作中、いろいろな測量器具や、測量の仕方の絵図も描かれていて、楽しみながら学べる御本です(^-^)/

by makisetsu | 2011-09-24 03:38 | 新刊・教室・講演など | Comments(0)  

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