『ジャージー・ボーイズ』

『ジャージー・ボーイズ』_b0109481_5482949.jpg『ジャージー・ボーイズ』を観てきました。
ニュージャージーのリトル・イタリー出身のフランキー・ヴァリ、ニック・マッシ、トミー・デヴィ―ト、そしてニューヨーク、ブロンクス生まれのボブ・ゴーディオ。この4人のストーリー。
ザ・フォー・シーズンズ物語です♪

ブロードウェイでロングラン中のミュージカルを、クリント・イーストウッド監督が映画に!

♪シェ~リー、シェリベイビ~、と、映画見ながら口ずさんでいました(^0^)

イタリア移民の貧しい街で育ったフランキーは理髪店見習い。16歳。
そこの客でマフィアのボス、ジップ・デカルロは、フランキーの歌声が大好きでした。
「おまえの声は、神からの贈り物だ」

刑務所を出たり入ったりとワルを重ねているトミーとニックは酒場のバンドマン。
トミーに誘われてステージに立ったフランキーのファルセットボイスは、観客を魅了します。
そして新しくメンバーに加わることになるボブは、15歳で既に『ショート・ショーツ』というヒット曲(「タモリ倶楽部」のテーマソングになっている曲です)を生み出していました。

4人で活動を開始した彼らでしたが、売り込みをしても、はじめはうまくいかず、仕事をもらえてもバックコーラスばかり。
けれど、ボブがつくった『シェリー』が、彼らの人生を変えるのでした。
一夜にして人気スターに!

しかし、手にした栄光は、同時に暗い影をも、彼らの上にもたらすのでした。
嫉妬、争い、裏切り、金銭トラブル、大借金、家族の崩壊……
しかしそれでもなお、彼らが失わなかったものとは……そして彼らを救ったものとは……。

舞台でもフランキー・ヴァリを演じ、トニー賞他幾つもの主演男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤング。美声!
ボブ・ゴーディオ役のエリック・バーゲンもニック・マッシ役のマイケル・ロメンダも舞台版に出ているとのこと。
トミー・デヴィート役のビンセント・ピアッツァは舞台経験は少ないとのことですが、
4人の歌声がハモりも美しく、がんがんせまってきて、聴いていて、その心地よいことといったらありません♪♪♪
事前録音ではなく、カメラ前で生で歌っているとのこと。だからなんですね。

エリックは甘いマスクがすてき、マイケルはシブくてすてきです。
そして、フランキーの歌声を心から愛し、彼を応援するマフィアのボス、ジップ・デカルロを演じたクリストファー・ウォーケンの存在感はさすが!!

アンディ・ウォーホルのキャンベル缶の絵が部屋に飾ってあったり、テレビにクリント・イーストウッドの若い頃の映画が映っていたり(笑)と、時代を感じさせる背景もいろいろと楽し。

グループのメンバーがそれぞれ順番に、観客に語りかけるようなつくりになっているのは、舞台版のやり方を映画でも用いたとのこと。
へんに凝っていなくて、ちょっとやぼったいと感じるぐらいストレートで、そしてだからこそ、音楽を十二分に楽しめる映画でした(^-^)/

♪シェ~リー、シェリベイビ~、と、帰り道でも口ずさんでいました(^0^)
by makisetsu | 2014-10-09 06:11 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)