『江戸は燃えているか TOUCH AND GO』

b0109481_18175173.jpg先週観てきました。三谷幸喜氏作・演出『江戸は燃えているか TOUCH AND GO』。新橋演舞場。

ごいっしょしたEmiさん、良いお席をとってくださって感謝です! ほんとうにどうもありがとうございます! 

江戸無血開城をめぐる幕末群像喜劇。

舞台背景となる場所は、一幕も二幕も勝海舟の家と庭です。

時は慶応4年。鳥羽伏見の戦いで幕府軍に勝利した西郷どん(藤本隆宏さん)率いる新政府軍は、江戸城を攻めるために進軍中。でも西郷どんとしては、血を流さずに江戸城をあけ渡してもらえたらいいなあと。それで幕府側の代表、勝海舟(中村獅童さん)と会って降伏を勧めたいと思っているのですが

じつは勝海舟は小心者でそのくせ喧嘩っ早い。そんな勝が西郷とうまく話し合いができるわけがないと、勝の娘のゆめ(松岡茉優さん)は考えます。

父が西郷に会ったら交渉決裂。江戸は火の海になってしまう! わたしはこの江戸の町が好き。ねえみんなもそうでしょう。誰も戦さなんてのぞんでないよね。

ゆめの呼びかけに応え、心をひとつにした勝家の使用人たち。みんなで協力し、勝の留守中に訪ねてきた西郷に、庭師の平次(TOKIOの松岡昌宏さん)を勝海舟に仕立てて会わせ、和平交渉をさせようという大芝居に打って出ます。ニセ海舟は見破られやしないだろうか、ドキドキ!

偽物、ごまかし、勘違いによるズレで巻き起こるドタバタというのは、三谷氏お手の物の安定した話しづくり。安心して身をあずけ大笑いしているうちに、75分の第一幕は終了。

35分の休憩をはさんでの第二幕。今度は勝海舟本人と、西郷どんのニセモノが会うという展開。そしていよいよホンモノ同士が……! 

後半も抱腹絶倒の80分でした。

ところでアドリブなのでしょうか? 獅童さん(勝海舟)が飯尾和樹さん(幕臣・山岡鉄太郎)に「さっきからなに言ってるのかさっぱりわからねえよ(笑)」的なことを言っていたのがおもしろかったなあ(^^)確かに獅童さんと飯尾さんの滑舌の差はくっきり(笑)でも飯尾さん、いい味出してました。(そういえば飯尾さん、TVドラマ『アンナチュラル』でのムーミン好きの臨床検査技師役もおもしろかったなあ)

勝海舟の妹の夫、村上俊五郎役の田中圭さんは、濃い面々のなかでのそのさりげなさが、かえって印象的ですてきでした(*^^)v

「新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ」との謳い文句通り、笑いっぱなしの舞台でしたが、ラストは庭師の平次が……えっ?! という悲劇性もあり。

そしてそのシーンがあるからこそ、平次の江戸っ子としての美学がくっきりと見え、最後、「花道」での松岡くんが、いっそう、かっこよく見えました。うまいなあ、すごいなあ、三谷さん! と、あらためて感じ入ったお芝居でした(^-^)/


by makisetsu | 2018-03-30 18:48 | 映画・舞台の感想など | Comments(0)  

<< 一度っきり さっくんのLiveにマツクラさんが >>