長谷川時雨
2008年 07月 06日

長谷川時雨は日本橋生まれ。十八歳で親の決めた人に嫁ぎますが、これは不幸な結婚でした。しかし子どもの頃から本が大好きだった彼女は創作に意欲を燃やし、投稿を重ね、小説や戯曲で認められます。
日本初の女性歌舞伎脚本家であり、小説家、評伝作家、随筆家、『女人芸術』の編集発行人など、時雨の活躍は多岐に渡ります。
彼女の二人目の夫は小説家、三上於菟吉。妹は画家、長谷川春子。会場には、時雨のナマ原稿や著作や掲載誌や手紙や写真、そして妹春子の絵や本も展示されています。春子の絵と時雨の文がセットになった「妖桃」という、横に細長い大きな作品が、私は特に心に残りました。「妖桃」。タイトルからして素敵だわ。
中央区の広報ビデオも流れていて、時雨について語る森下真理先生のお話をうかがうことができます。児童文学者で長谷川時雨研究家でいらっしゃる森下真理先生は、時雨の資料を中央区に寄贈され、本展はその資料を中心に時雨の業績が紹介されています。とても見応えのある展示会でした。あ、今日までだ(A^^; 興味のある方は急いでくださいね(^-^)/
by makisetsu | 2008-07-06 06:56 | その他 | Comments(2)

このようなところからすみませーん。
長谷川時雨知りませんでした。
というのは、ついでですが、
今回お渡しした作品ですが、
手直しして再度送りますので廃棄してくださいませ。
ym-kaempfer@kxb.biglobe.ne.jp
では、!

いえ、私も数年前、森下先生に御本をいただいて、初めて知ったのです。ところで尾崎翠も、『女人芸術』から育ったのでした。
御作のこと、了解いたしました。でも、廃棄はしのびないので~(A^^; 次回お返しいたしますね。暑さ増す日々、ご自愛くださいませ(^-^)/